「血糖値が少し高めですね」
妊婦健診でそう言われて、不安になってこのページにたどり着いた方もいるのではないでしょうか?
私も2人目妊娠中の検査で陽性が出たとき、
「赤ちゃんに影響ある?」「出産は大丈夫?」と頭が真っ白に。
でも、今だからこそ伝えたいのは、
妊娠糖尿病は特別な病気じゃない。きちんと管理すれば、元気に出産できるということ。
この記事では、妊娠糖尿病と診断されてから出産までに必要なことを、やさしく・わかりやすくまとめました。
この記事でわかること
- 妊娠糖尿病の症状やリスクとは?
- 検査内容と診断の流れ
- 赤ちゃんへの影響と出産の注意点
- 食事・運動・血糖値管理など、生活のポイント
妊娠糖尿病とは?|妊娠中だけの“血糖値異常”
妊娠糖尿病とは、妊娠中に初めて血糖値が高めと診断される状態のこと。
健康な人でも、妊娠によるホルモンバランスの変化でインスリンの働きが弱まり、誰にでも起こり得ます。
✅ 妊娠24〜28週の「スクリーニング検査」で発見されることが多いです。

妊婦健診で体重が増えていなくても、血糖値だけ高くなる人いるよ!
妊娠糖尿病が及ぼす影響
ママへのリスク
- 妊娠高血圧症候群
- 難産や帝王切開のリスク増加
- 出産後に2型糖尿病を発症する可能性

赤ちゃんへのリスク
- 巨大児(出生体重4,000g超)
- 低血糖によるモニタリングや点滴管理
- NICU(新生児集中治療室)への短期入院
でも安心してください。管理すれば、元気に産まれる赤ちゃんがほとんどです。

妊娠糖尿病に引っかかったけど、
我が子は元気に産まれてきてくれたよ!
どんな検査でわかるの?|妊娠糖尿病の診断の流れ
① 50g糖負荷試験(GCT)
- 妊娠24〜28週ごろに実施
- サイダーのような甘い糖液を飲んで、1時間後に採血
- 【基準値】:140mg/dL未満
- 超えると次の検査(OGTT)へ

常温サイダー飲んでる感じ、一気飲みしたよ!
② 75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)
- 空腹時/1時間後/2時間後の3回採血で血糖値をチェック
- 以下のいずれかを超えると「妊娠糖尿病」と診断されます:
測定タイミング | 基準値 |
---|---|
空腹時 | 92mg/dL以上 |
1時間後 | 180mg/dL以上 |
2時間後 | 153mg/dL以上 |

診断されたらどうする?|生活の見直しがカギです
① 食事管理(食事療法)
妊娠糖尿病の基本は、「血糖値を急に上げない食べ方」です。
- 野菜 → たんぱく質 → 炭水化物の順に食べる
- 主食を白米 → もち麦や玄米に切り替える
- おやつは干し芋・おからクッキーなど低GI食品に


噛みごたえがあり、間食にぴったり!
② 運動習慣を取り入れる
無理のない運動が、インスリンの働きを助けてくれます。
- 食後30分後に15〜20分のウォーキング
- マタニティヨガ・軽いストレッチ


自宅で安全に運動したいママにおすすめ!
③ 血糖値のセルフチェック
医師の指導があれば、自宅で血糖値を記録できます。
- 食前・食後の変化を確認しやすい
- 血糖管理アプリや専用ノートでの記録が便利
出産への影響はあるの?
妊娠糖尿病でも、血糖値をきちんと管理していれば自然分娩も可能です。
ただし、以下のようなケースでは注意が必要です:
- 赤ちゃんが大きくなりすぎて帝王切開を提案されることがある
- 生後に低血糖を起こし、NICUで観察入院になることも
- ミルク代や検査費が自費で数万円かかることもあるので要準備


私も、退院後に赤ちゃんが数日入院。
ミルク代が別途かかって「もっと準備しておけばよかった…」と痛感しました。
不安なとき、頼れる場所はたくさんあります
- 助産師さん・栄養士さんに相談する
- 同じ体験をしたママのブログ・体験談を読む
- SNS・ママリ・オンライン相談を活用


「私だけじゃない」と思えるだけで、心がふっと軽くなります。
まとめ|焦らなくて大丈夫。できることから一歩ずつ
妊娠糖尿病と診断されても、落ち込む必要はありません。
- 正しい食事と軽い運動
- 血糖値を知る習慣
- 周囲のサポートと相談環境
この3つを意識するだけで、安心してお産を迎えることができます。
📌 ブックマークしておくと、妊娠中いつでも読み返せて安心です。
あなたと赤ちゃんの健やかな毎日を、心から応援しています。
