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【保存版】産休・育休中にもらえるお金まとめ|出産手当金と育児休業給付金の違いをわかりやすく解説

お金と家計

「出産後のお金ってどうなるの?」
「育休中、収入がゼロになるって本当?」

妊娠・出産を控えた多くのママが感じるのは「お金の不安」。
私自身も、出産準備にどれくらいかかるのか、育休中の収入がどうなるのか、何度も調べました。

でも実は、産休・育休中にも“もらえるお金”があるのをご存じですか?

この記事では、働くママ・パパが知っておくべき2つの制度についてわかりやすく解説します。


もらえるお金はこの2つ

  • 出産手当金(健康保険から支給)
  • 育児休業給付金(雇用保険から支給)

それぞれ内容が異なるので、仕組み・条件・申請方法をしっかりチェックしておきましょう。


育児休業給付金とは?

対象者

  • 雇用保険に加入している
  • 育休開始前2年以内に11日以上働いた月が12ヶ月以上ある
  • 育休中の勤務が通常の半分未満

原則として子どもが1歳になるまで支給されます。保育園に入れない場合などは、最長で2歳まで延長可能です。

赤ちゃんを育てている期間(休業中)もらえるよ
1歳まで支給、保育園入れないと最大2歳まで申請可能だよ
(半年に1回の申請が必須)

支給額

  • 育休開始から6ヶ月間:賃金の67%
  • 6ヶ月以降:賃金の50%
    ※支給額は育休開始前6ヶ月の給与(賞与除く)を元に算出されます

支給タイミング

  • 育休開始から1ヶ月以内に申請
  • 申請後、約1~1.5ヶ月で支給が始まり、2ヶ月ごとに2ヶ月分まとめて振込されます

出産手当金が入るのも遅いので家計管理をしっかりしておこう



出産手当金とは?(産前産後休業中の給付)

対象者

  • 健康保険に加入している(扶養ではない)
  • 出産予定日6週間前〜出産後8週間の休業
  • その期間中、給与の支払いがない

※妊娠が分かってから産休に入る前まで、勤務していることが条件です

妊娠前にしっかり人事に確認をしよう!

支給額

  • 賃金日額の67% × 休業日数(約98日分)

平均給与は育児休業給付金と同様に、出産前6ヶ月分の給与が基準になります。

支給タイミング

  • 出産後に会社を通じて健康保険組合へ申請
  • 支給は出産から1〜2ヶ月後(産後8週を過ぎた頃)

妊娠がわかってから産休入る前までの働く期間が
対象期間になるよ!



申請の流れまとめ

育児休業給付金

  1. 会社へ申請(書類提出)
  2. 会社がハローワークへ手続き
  3. 審査後、2ヶ月ごとに振込開始

※育休中に2ヶ月ごとに支給されます

一般的には出産して2〜3ヶ月経った頃に受け取れる!
2ヶ月おきに2ヶ月分の合算金額が振り込まれるよ

出産手当金

  1. 出産後に会社へ申請意思を伝える
  2. 健康保険組合へ書類提出
  3. 出産後1~2ヶ月後に一括で支給

産休と育休の違いを整理

項目産前産後休業(産休)育児休業(育休)
対象期間出産予定日6週前〜産後8週子どもが1歳になるまで(最長2歳)
給付制度出産手当金(健康保険)育児休業給付金(雇用保険)
支給率賃金の67%67% → 50%(6ヶ月以降)
申請先健康保険組合ハローワーク

【参考】ざっくり支給額シミュレーション

月収の目安出産手当金育児休業給付金(1年分)合計(概算)
18万円約40万円約105万円約145万円
22万円約50万円約128万円約178万円
26万円約60万円約151万円約211万円

※上記は手取りベースの概算。実際の支給額は保険料控除などにより前後します。


出産・育児でもらえるお金一覧表【2025年現在】

制度名支給時期支給額(目安)対象者 / 備考
出産育児一時金出産時(申請または直接支払い)50万円(2023年4月以降引き上げ)健康保険加入者(扶養含む)全員対象
出産手当金出産前6週~産後8週の産休期間月収の約67% × 日数(約98日分)健康保険の被保険者(扶養不可)
育児休業給付金育休中(原則子が1歳になるまで)月収の67%(半年)→50%(その後)雇用保険の被保険者
児童手当出生翌月~18歳年度末まで月1.5万円(3歳未満)、月1万円(3歳〜中学生)所得制限あり(2024年6月改正により上限額が厳格化)
妊婦健診費助成妊娠中最大15万円前後(14回程度分)自治体により異なる(回数・金額要確認)
子ども医療費助成制度出生後〜医療費の自己負担額が0円〜数百円自治体による(中学卒業までが主流)
出産祝い金(自治体)出産後の申請で支給数千円〜数万円一部の自治体で実施(例:静岡県湖西市で5万円)
育児パッケージ支援申請後、自治体から支給おむつ券・子育て応援品など自治体・地域限定。里帰り出産先では対象外のことも

※住んでいる市区町村の役所のHPなどで「〇〇市 出産祝い金」「〇〇市 医療費助成」などで検索を。


まとめ|制度を正しく知って、安心して出産を迎えよう

  • 出産手当金と育児休業給付金は併用可能
  • 申請時期や申請方法を出産前に確認しておくことが大切
  • 自治体のサポート制度も見逃さずチェック

妊娠・出産にはお金の不安がつきものですが、使える制度を正しく知って活用すれば、安心して赤ちゃんを迎える準備ができます